人気ブログランキング |

飲食店での出会い(終) 「お守りメモ」


[前回までのお話]-------------------------------------

 旅先で立ち寄った小さな中国料理店で、店の方々と
 中国語で少し言葉を交わした。最後にいっしょに
 写真を撮らせてもらい、後日お礼状とともに郵送。
 数日後、自分が職場にいる間に 自宅に不在着信が
 入っていた。それがあの店からの電話だったことを知る。
---------------------------------------------------



デ、デンワ...!
きっと写真があちらに届いたから、連絡してくれたんだろうなぁ。
こちらからかけ直さなくては。
目の前の相手と話すよりも とてつもなくハードルが
高いような気がするけど ( ̄д ̄;|||)


はたして、相手の発音を聞き取れるのだろうか。
私の発音は電話越しで伝わるのだろうか。
沈黙がおとずれたら、なにを話しかけようか。
何回聞き直しても聞き取れなかったら、どうしようか。
...不安なことが 出てくる、出てくる、あふれてる。


でも、先方がわざわざ連絡をくださったので
自分から「電話をかける」ということはもう心に決めていました。


せめて、少しでも通話の助けになるような準備をしよう。
そう思って、思いつくフレーズや辞書で見つけた言葉を
メモ用紙にササッと走り書きしました。
----------------------------------------------------------
1. 多谢你的电话。      (お電話ありがとうございます)
2. 我写的信你看懂了吗?(私が書いた手紙は、読んで理解できましたか?)
3. 对不起,我听不懂。   (すみません、聞き取れません)
4. 你有邮件地址吗?    (メールアドレスを持っていますか?)
5. 请多多保重。        (お元気で)
----------------------------------------------------------


電話で緊張したら、声調(声の抑揚、イントネーション)が
ヘンになってしまうかも...と不安になり、声調記号も書き足しました。
e0132084_211655100.jpg


スゥー...,ハァーーー。
呼吸を整えて、よし。


...エィッ!


ついに電話をかけました。
呼び出し音がこんなに大きく感じるのは久しぶりです。


ややしばらく鳴ったあとで ...
--------------------------------------------------------
ご主人 : 「 ハイ,OOO屋デース! 」
わたし : 「 あ、你好! 北海道の...ベイハイダォ,( ←意味:北海道)
      チィアォベンヨウメイツ! ( ← 自分の名前の中国語読み) 」
ご主人 : 「 オー,你好! 谢谢,谢谢!
--------------------------------------------------------

待ったナシの会話、スタート!
まずは 自分のことをすぐにわかってくださり、ホッ。

さっき走り書きしたメモをお守りのようにして手で触れながら、
電話のお礼を言いました。(1.の文)
送った手紙の意味が通じたかどうかきくと、
很好,很好。」(良かったよ)と言ってくださいました。やさしいなぁ。



以下は、会話の一部。
-------------------------------------------------------------
ご主人:「 我去中国一个月。 」      (1か月、中国に行くんだよ)
わたし:「 是吗? 太好了! 什么时候回来?
     (そうですか。いいですね!戻るのはいつ?)
ご主人:「 二月二十号。●△★※□,◆☆▼... 」(2月20日。ペラペラペラ...)
-------------------------------------------------------------

ご主人はペラペラと色々説明してくれたけど、聞き取れませんでした。
たぶん、もう一度言ってもらってもわからないなぁ。(T▽T)
そんな時は 「 你去中国。去北京吗? 」(中国に行くんですね。北京へ?)などの
質問をして「 对对。」(そう、そう。)と返事をもらって会話をしていました。
春節(旧正月)に合わせての帰省のようです。



ここでふと、ギモンがひとつ。どうやって電話を終わらせたらいいのだろう?
日本なら「じゃあまた、いつか。」とか「では、そろそろ...」なんて言ったりするけど、
いきなり「 再见。 」(さようなら)では ちょっとなぁ。


10数分が経過したところで、ちょっとした沈黙になりました。
......。( ̄□ ̄;|||)← 固まるワタシ
するとご主人が、察してくれたのか 「シィエシィエ(谢谢)。ドーモ、ドーモ!」
私もいっしょに 「シィエシィエ。ドーモ、ドーモ!」
こうして「 初電話 」は幕を閉じたのでした。


電話を切ったあとに「お守りメモ」を見て、「あっ。」
5. の文(お元気で)を言えばよかったのかも。
ご主人はメールアドレスを持っていないそうなので、
今後は手紙でのお付き合いになりそうです。

                                     (おしまい)





------------------------------------
1日1回、クリックしていただけたら うれしいです。
いつも応援が励みになっています^^
人気ブログランキングへぽちっ。にほんブログ村 外国語ブログぽちっ。

by gogakuru | 2014-02-26 21:30 | ★ほかの国の方との交流 | Comments(2)
Commented by at 2014-03-02 15:30 x
生きる中国語、出会い・・・
とっても楽しく読ませてもらいました。
私も中国にいったとき、ワクワクしながら、
文字を書いたり、メモを取ったりしてきたので、
その感動やドキドキが、思い出されました。

それにしても、手紙・メモ・・・。
すごい!!
やっぱり語学って、「伝える」「つながる」ために
あるものですね。

ありがとうございました。
Commented by gogakuru at 2014-03-02 21:56
**和さんへ
読んでくださってありがとうございます。
今回の出会いはまさに言葉が「伝える」「つながる」ためにあるのだと
あらためて感じました。これからも細く長く続けていきたいです。
<< 【英語5分間トレーニング・番組... 飲食店での出会い(4) 発送完... >>